近ごろは台風が猛威を振るい、地震などの自然災害によって停電が数日〜数週間続くこともあります。
そんな数日に渡る停電では、エアコンや扇風機、洗濯機など全ての電気製品が使えなくなってしまうので困ってしまうと思います。
また現時点で、太陽光発電システムを設置している家庭も停電時にできることは限りていると言われています。
そこで今回は太陽光発電システムと蓄電池の活用についてご紹介させていただきます。
太陽光パネルのみではコンセントが1つしか使えない?
太陽光発電システムには、屋根の上に設置する太陽光パネルと太陽光発電システムで発電した電気を外に流すためのパワーコンディショナーがあります。
太陽光発電システムで発電した電気は余剰分を売電することができますが、電気自体を電気機器に送るわけではありません。
そのために、停電が発生したときにできることとしてはパワーコンディショナーの設定を切り替えて太陽光発電システムで発電した電気をパワーコンディショナーに設置されているコンセントからとれるようにするということ。
そのために、停電が発生してできることとしてら太陽光発電システムが発電した電気は日中のみにコンセントから取得することができ使える電気機器は制限されてしまいます。
またコンセントも1500Wまでとなっているタイプだったとするとなんでも使えるというわけではなくドライヤーなどの最初に大きな負荷のかかる電気機器だと1500W以内とされていても動作できないこともあるのです。
そのために、停電時にリビングの電気機器が稼働させることはできず電気がほしいものだけをパワーコンディショナーのコンセントから使うことができるということなのです。
太陽光発電システムと蓄電池があれば安心
太陽光発電システムと家庭用蓄電池を組み合わせたとすれば、停電時に可能になることが増えます。
蓄電池の種類によっても変わりはしますが
・家全体に通電する
・特定のエリアにのみ通電する
という2種類があります。
全負荷型蓄電池と特定負荷型蓄電池では容量や用途も変わってきます。
全負荷型蓄電池は家中の電気が通じており容量も大きく、停電時にも快適な生活ができます。
しかし、その分料金は高くなります。
特定負荷型蓄電池は特定の電気が通じており、停電時に決まったコンセントを使うことができます。
自宅で
・リビングだけが機能するように維持する
・部屋中が機能できるように維持する
などと目的を決めておけば、いざというときにも安心できるでしょう。
しかし、全負荷型蓄電池は家中の電気が使えますが消費も多くなることから電力の減りが早いことを忘れないようにしてください。
しかし、太陽光発電システム単体よりも家庭用蓄電池と組み合わせることができるようになれば大規模停電が数週間続いてしまったとしても自分で電気を作り出すことができるので安心できるでしょう。
蓄電池でお得に運用できる?
家庭用蓄電池と言えば「固定買い取り制度終了で余剰電力の買い取り価格が安くなったら、太陽光で発電して余った電気を貯める」というイメージが強いですが安くなってからの導入するよりもより早くお得に運用することがオススメ。
固定買い取り期間中は夜間電力を蓄電
夜間電力を蓄電するモードにすると、昼間の電力は買い取ってもらうことができ売電収入が下がるわけではありません。
電気料金の安くなる夜間に充電をはじめ、太陽光の自家発電が無くなったタイミングで蓄電池に貯まった電気を使えば電気料金を安くすることが実現できます。
固定買い取り期間終了後は太陽光の余剰電力を蓄電
固定買い取り期間が終了したら、太陽光発電システムで発電して余った余剰電力は蓄電池へ充電します。
蓄電池が満タンになり、それでも太陽光発電システムに余剰電力があれば電力会社へ売電するという方法になります。
家庭用蓄電池を検討しよう
既設の太陽光発電システムは稼働しているものの、
・家庭用蓄電池は迷っている
・費用で抵抗がある
・種類が分からない
などして導入を躊躇されていることもあるかもしれません。
しかし、節約や自然災害などで停電が発生したときにも活用ができることを考えれば併用して活用する方がより効率的でしょう。
まとめ
太陽光発電システムの設備があると停電時ひパワーコンディショナーの1500Wまでのコンセントが1つ使えるものの、非常用としては十分ではありません。
これからの、台風や地震によって長期間停電が続くことを考えれば蓄電池も組み合わせて導入する方が安心して活用することかできりでしょう。