家庭用蓄電池を導入したい!と思っても工事をすると聞けば躊躇してしまいますよね。
実際、家庭用蓄電池の工事内容は蓄電池の種類や設置する場所によっても変わってきます。
そこで今回は家庭用蓄電池の工事期間や費用などについてご紹介させていただきます。
家庭用蓄電池とは
そもそも家庭用蓄電池とは何なのでしょうか。
近年需要の高まっている家庭用蓄電池ですが、これは充電することで電気を貯めることができる二次電池のことです。
蓄電池があれば必要なときに電気機器に電気を供給することができ、電気料金の節約になることがメリットです。
蓄電池の設置工事にかかる期間は?
家庭用蓄電池の設置工事にかかる期間は1〜2日程度が一般的です。
家庭用蓄電池の設置工事は住居の状態や蓄電池の種類、台数、容量などによっても工期は異なります。
例えば
・太陽光発電システムも同時に導入する
・当日の搬入時に機器が揃っていない
・配線などの調整が必要な場合
などは2日以上の期間がかかってしまうこともあり、具体的な工事の期間は現場調査の際に確認する必要があります。
蓄電池の工事内容は?費用は?
蓄電池の設置工事は蓄電池を
・屋外に設置するのか、屋内に設置するのか
・床置き型なのか、壁掛け方なのか
というどの方法で設置するのか、太陽光発電システムの配置によっても変わります。
蓄電池の工事内容は?
工事期間は基本的に早くて半日、通常であれば1〜2日ほどで工事の流れとしてはおおまかに以下の通りです。
・現地調査
→家庭用蓄電池を設置するとなれば、まずは設置を希望する住居の現地調査を行います。
屋外型の場合は
・直射日光が当たらない場所
・湿度が高くない場所
・熱がこもらない場所
・塩害や積雪がない場所
などと蓄電池の設置条件に合ったところをチェックします。
屋内型の場合は設置場所の床面の強度をチェックします。
蓄電池は本体が100kgを超えるものがほとんどなので、地盤が固く蓄電池の重量に耐えられる場所を選ばなくてはいけません。 また蓄電池は設置場所だけでなく、搬入する経路も確認します。
蓄電池は複数人で運ぶためにある程度の余裕が必要です。
そのほか、太陽光発電設備がある場合は配線経路なども確認することがあります。
・基礎工事
→屋外に床置き型の家庭用蓄電池を設置する場合、地盤ほ強度や水平性が必要になります。
これにより土台となるコンクリートを基礎工事として必要になることもあります。
この基礎工事があれば蓄電池の高さを確保したり浸水から守る働きもあります。
(この場合、工事に数日程度必要になる可能性もありますので注意しましょう)
・蓄電池やパワーコンディショナーの設置
→屋外型で床置きで家庭用蓄電池を設置する場合はボルトを土台に固定し、壁掛け型の家庭用蓄電池の場合は外壁に穴を開けるなどして固定します。
・電気、配線工事
→家庭用蓄電池とパワーコンディショナーなどの配線工事を行います。
家庭用蓄電池システムがある場合はこの配線の設定も行います。
・動作確認
→蓄電池や周辺機器が動作するかを確認します。
蓄電池の充放電が正常に行い、ブレーカーを落とすなどして停電時の動作も確認します。
工事にかかる費用は?
では、家庭用蓄電池にかかる費用はいくらくらいなのでしょうか?
それぞれ説明していきます。
設置工事
蓄電池の設置工事費としてはおおよそ15〜20万円程度です。
設置工事は調査や基礎工事、運搬なども含まれていることから時間的にも数日かかります。
作業員によって数日、作業をしてもらうことになりますので3〜6万円程度の費用になり、さらに工事に必要になる費用や出張費用も加算されることから10万円〜程度は必要になるでしょう。
電気工事
電気工事の費用としては、おおよそ5〜25万円程度です。
電気工事では3人程度の作業員が数日かけて工事を行うために5万円〜程度の人件費が必要。
また必要な機械や図面制作費用など含めると20万円〜程度必要になるでしょう。
まとめ
家庭用蓄電池は充電することで電気を貯めることができる二次電池のことです。
家庭用蓄電池は災害対策になるだけでなく、太陽光発電システムの固定価格買取制度の終了によって蓄電池を導入し自家発電へとシフトする人も増えてきました。
家庭用蓄電池の工事費用は蓄電池の種類や設置方法などにより異なりますが、おおむね20〜40万円程度と考えておくと良いでしょう。
とは言っても業者や家庭用蓄電池により大きく差がありますので、まずは問い合わせをして金額について相談するのがベストでしょう。