蓄電池の売れる営業トーク術!大事なのは3ステップ?

家庭用蓄電池は需要が高まってきたことによって、訪問販売を行う業者も増えていますよね。
太陽光発電システムが設置されている家庭の訪問販売に周っていて、蓄電池の営業だと分かるなり「結構です!」とキッパリ断られてしまうということも多いと思います。
では、どんなトークをすれば家庭用蓄電池が売れるようになるのでしょうか?
今回は太陽光発電システムが設置されている家庭に蓄電池を購入してもらうためのトーク術をご紹介したいと思います。

家庭用蓄電池の需要が高くなる

近頃、家庭用蓄電池の需要が高まっています。
その理由は、

・電気代節約のため

・防災意識が高まったため

・太陽光発電システムによる2019年問題

などということがあげられます。
特に太陽光発電システムを今までの売電価格にならない可能性があるということ。
太陽光発電システム(10kw未満)の設置後10年間の固定買取価格の保証期間が満了した人が出てきました。
しかし、太陽光発電システムの期待寿命は20〜30年以上と言われており、売電期間が終了してからも電気を作り続けることができるのです。
この余剰電力を無駄にしないためには自家消費型へのライフスタイルの転換がオススメ。
電気代の値上がりが続いていますがこの余剰電力を自家消費にすれば電気代の節約にもなるのです。
この太陽光発電システムと家庭用蓄電池を併用し、自家消費を行うことができれば太陽光発電システムで日中に発電し電気を蓄えて使うことができるようになります。
とはいっても太陽光発電システムを設置している自宅に、家庭用蓄電池の魅力だけを伝えても何ら興味のないお客様には伝わらないのです。
むしろ太陽光発電システムを設置していると「また蓄電池の販売が来た」と嫌悪感すら抱いてしまうこともあるのです。

蓄電池の営業トークで断られないためには?

では、家庭用蓄電池の販売ですぐ断られてしまわないようりするためにはどうすれば良いのでしょうか。
その結論は2つのコツがあります。
それは

・蓄電池という言葉は使わないこと

・太陽光発電システムの話をすること
です。
家庭用蓄電池に興味のないお客様に家庭用蓄電池の魅力のあるお話をしても意味はありません。
あくまで、太陽光発電システムの話題が主役です。
重要なのは、お客様が興味を持って過去に購入した太陽光発電システムについて損をしないためのご提案をするということが大切。
そして、太陽光発電システムについて話を進めて相手(お客様)から家庭用蓄電池という言葉を引き出すのがコツなのです。
この家庭用蓄電池に興味を持った発言をするタイミングを待ち、ネガティブポイントを引き出しそれを解消するのが手法なのです。

家庭用蓄電池を売るための3ステップ

家庭用蓄電池の販売をするならば、3ステップを意識しましょう。
①太陽光発電システムの話題で導入
家庭用蓄電池のメリットを知っていても

・家庭用蓄電池は導入しても意味がない

・売電価格が安くなってからでいいや

・売電が終わったら導入しよう
などと、興味を持っていても家庭用蓄電池自体の話を断ることもあります。
太陽光発電システムを既設こお客様は家庭用蓄電池に関心がないということはありません。
でも、ここで家庭用蓄電池の話を出すのはNG。
まずは既設されている太陽光発電システムの話題から始めます。
②太陽光発電システムで損しないためのご提案
ここで家庭用蓄電池というキーワードは出さずに家庭用蓄電池の必要性を訴求します。
既設の太陽光発電システムが今後どうなるか?どうしていくべきか?ということを遠回しに伝えていきます。
③家庭用蓄電池のお話
家庭用蓄電池の話題はあくまでお客様が興味を持って頂けたタイミングでスタートさせるのがコツ。

・いくらなの?

・導入するメリットは?

・高いから…

などとお客様が家庭用蓄電池について相談してきたときや、ネガティブポイントを発言したときに家庭用蓄電池の最大の魅力を伝えていくのがコツなのです。

具体的なトーク方法の一例

家庭用蓄電池が売れないのは、しっかりと興味を持ってもらっていないのに蓄電池の必要性を伝えることが原因です。
まずは金額や家庭用蓄電池の魅力を説明する前に、太陽光発電システムの今後について理解してもらう必要性があります。
具体的なトークの一例をご紹介します。
セールスマン:太陽光発電を設置されていますが、売電はいかがですか?
お客様:売電できるし、満足しているよ。
セールスマン:良いですね。太陽光発電システムの有効活用方法や魅力を知ってますか?
お客様:なんだろう。
セールスマン:太陽光発電システムの魅力はメンテナンスをしていれば20〜30年も期待寿命があるということなんです。発電量がこれから減っていったとしても、すぐに壊れるわけじゃなく発電はしばらく続けられるんですね。
お客様:長く使えるんだね。
セールスマン:はい、つまり太陽光発電システムはしばらく使い続けられるメリットがあるんですね。その期間はやっぱり購入したからには有効活用したいですよね。
お客様:そら、まぁね。
セールスマン:これから売電価格ってどうなっていくかご存知ですか?最近電気代とかってどうですか?
お客様:う〜ん…
セールスマン:実はこれから売れなくなるわけではないんですが、売電価格って下落していってしまうんですね…。太陽光発電システムはまだまだ寿命としては持つんですけどね。
お客様:そうなんだ。
セールスマン:そうなったらどうしますか…?
お客様:そのときは、蓄電池を買うしかないね。けど高いからね。
セールスマン:やはり蓄電池ですよね!そうなんですよね、初期費用って高いですよね〜。
お客様:そうなんだよ、安くなるならねぇ…。(ネガティブポイント)
セールスマン:蓄電池って導入すれば太陽光発電システムと併用することができるので、もちろん初期費用はかかってしまいますけど経済的メリットって結構あるですよ。知ってますか?
お客様:どんな感じで?
セールスマン:実は…(ネガティブポイントの解消をする)
トークの展開方法は様々ですが、お客様が家庭用蓄電池に興味を示したところでネガティブポイントを解消していくのがコツなんですね。
是非参考にしてみてください。

まとめ

太陽光発電システムを設置している自宅に、営業で周っても断れてしまうことが日常茶飯事でしょう。
しかし、上手いトークを行えば成果がどんどん出ることもあるんです。
まずは、

・蓄電池という言葉は使わないこと

・既設の太陽光発電システムの話をすること

ということに意識をしてトークしてみてくださいね。