近年、家庭用蓄電池が注目されていますね。
自家消費もでき、停電時の対策にもなることから需要も高まっていますが実物を見たことがなく「サイズが分からない」「どのくらいの重さなんだろう」と疑問を持つこともあると思います。
この記事では家庭用蓄電池を設置するにあたってのサイズや重量、必要なスペースがどのくらいなのか?ということについてご紹介させていただきます。
家庭用蓄電池とは
蓄電池には家庭用蓄電池と産業用蓄電池の2種類があります。
家庭用蓄電池と産業用蓄電池、どちらも同じ蓄電池なのですが大きな違いは蓄電容量やサイズです。
家庭用蓄電池は住宅向けになっており、サイズや容量も住宅向けになっています。
一方、産業用蓄電池はオフィスや事務所、施設に向けたものですから蓄電容量も大きくサイズも大きなものが多いです。
蓄電池の大きは?
家庭用蓄電池を導入しようと考えているならば蓄電池の大きさがどのくらいあるのかということも考えておくことが大切です。
なぜなら、大きさを知っておかなければ
・予定していた場所に設置できない
・思っていたより場所を取って不便だった
などということも起こるから。
では、家庭用蓄電池の大きさはどのくらいなのでしょうか。
具体的に見てみると家庭用蓄電池にも
・屋内設置型
・屋外設置型
とあり、蓄電容量によってもサイズが変わるようです。
具体的に
・屋内設置型の場合、エアコン室外機が1台程度
・屋外設置型の場合、エアコン室外機が2台程度
となっています。
家庭用蓄電池は屋外室外機の方が大きいことが多く、容量によってはさらに大きなこともあります。
また家庭用蓄電池は系統連系型とポータブル型の2タイプがあり、ポータブル型だとコンセントから充電ができるサイズになっています。
蓄電池の重さは?
家庭用蓄電池を設置するにあたって、その床材にも気をつける必要があります。
その理由としては蓄電池は重量があるから。
屋内設置型の場合は50〜170kg程度ですが、屋外設置型の場合は250kgを超えることもあります。
家庭用蓄電池は基本的に設置したら移動をさせるわけではありませんので、場所は考えておかなくてはいけません。
特に屋内の場合床の耐荷重を超えると、住居を損傷させてしまう可能性もあるので気をつけましょう。
蓄電池が設置できる場所や必要な面積は?
では、家庭用蓄電池が設置できるような適した場所や面積はどのくらいなのでしょうか?
蓄電池が設置できる場所
家庭用蓄電池の設置できる場所はスペースがあったとしても、条件が合わないということもあります。
家庭用蓄電池は
・直射日光が当たらない場所
・湿度が高くない場所
・塩害や積雪がない場所
・低温や高温にならない場所
などが適しています。
上記に該当する場所だと、家庭用蓄電池の劣化を早めてしまったり場合によって故障させてしまうこともあります。
蓄電池が設置に必要な面積は?
家庭用蓄電池は、ある程度のスペースが必要になります。
蓄電容量が増えればサイズも大きくなりますので、製品がおさまるだけでなく余裕を持った場所が必要です。
まず、家庭用蓄電池を設置するには機器を運ぶ運搬の幅を確保する必要があり、1m程度のスペースが必要です。
また設置するには蓄電池とそのスペースの採寸を行い、設置作業にもスペースが必要です。
自宅の広さ、屋外の広さ、選択する家庭用蓄電池も多岐にわたりますので具体的な必要な面積は、専門業者に下見をしてもらう必要があります。
狭い家に蓄電池を設置するコツ
屋内設置型で家庭用蓄電池を設置したい場合、部屋が狭いと悩んでしまうこともありますよね。
そんな住宅住んでいて蓄電池の導入を考えている方にコツをご紹介します。
コンパクトタイプにする
住宅が狭く、家庭用蓄電池を設置するスペースがないと考えている場合はコンパクトサイズの屋内設置型蓄電池にすると良いでしょう。
小さなものだと、机下に置けるようなタイプもありますので検討してみてください。
ハイブリット型蓄電池にする
ハイブリット型蓄電池とは太陽光発電システムと蓄電池のパワーコンディショナーが一体になった蓄電池です。
これであればパワーコンディショナーを用意するより省スペースになるのでオススメ。
壁掛けタイプにする
家が狭くて床に置けない場合は、壁掛けタイプの蓄電池にするという方法もあります。
まとめ
家庭用蓄電池は大きくて重たいイメージですが、需要が高まっていることから製品の小型化も進んでいます。
蓄電池の大きさや重さは製品によって様々の選択肢があるため、まずは販売業者へ確認するのがオススメです。