日本の銀行は超低金利対策によって定期預金したとしても、ほんのわずかの利息しか得ることしかできません。
どうせ預金するならば、日本円ではなく金利の高い外貨預金で資産形成をしようと考える方もいらっしゃると思います。
しかし同じ預金でありながら、外貨預金は手数料が高いために躊躇してしまったり悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は、外貨預金の手数料が高い理由やそれぞれの国の手数料についてなどご紹介したいと思います。
外貨預金の手数料とは
日本円での定期預金や普通預金は手数料がかかりませんが、外貨預金をするには日本円を外国の通貨に交換する必要があります。
この手続きには「手数料」が必要で為替手数料と呼ばれます。
手数料は、
・日本円を外国通貨へ交換する相場のTTS
・外国通貨を日本円に交換する相場のTTB
などが欠かせません。
そして「仲値」という、言葉もありこれは外貨取引の基準相場のことを言います。
この仲値から手数料を引いた相場をTTB、手数料を足した相場をTTSと呼びます。
外貨預金の手数料は高い？
日本円を預金するには手数料が発生しないことから外貨預金は「手数料が高い」と受け取る投資家は多く存在します。
実際、外貨預金は手数料や手間がかかることは事実ではあります。
外貨預金は銀行を通じて外貨を売り買いしており、日本円と比べると手間がかかることが手数料の高い理由です。
手数料が高いと「外貨預金では損するのでは」「利益が出せないのでは」と思ってしまいそうですが、もちろん手数料は必要ですがうまく運用すれば利益を出すことも可能です。
外貨預金の手数料を比較
手数料は外貨によっても額が異なります。
そこでここでは、代表的な外貨とその手数料についてまとめます。
米ドル
投資においても世界の中でも代表的なのが米ドル。
経済大国で、国際通貨の基軸通貨とされています。
そんな米ドルは流通も世界一で安定した運用が期待できます。
手数料としては銀行によって異なりますが4〜20銭程度となっています。
ユーロ
第2の基軸通貨とも言われているユーロ。
為替市場の取引量も米ドルに次いで2位です。
手数料としては13〜50銭程度となっています。
英ポンド
取引量は第4位、相場が大きく動くとが特徴の英ポンド。
銀行によって取り扱いも異なりますが、手数料は30〜60銭程度となっています。
豪ドル
オーストラリアは新興国よりも政治や経済が安定していますが、資源需要の低下などが相場に影響を及ぼしやすいです。
手数料は25〜50銭程度となっています。
ニュージーランドドル
先進国の通貨の中でも金利が高いニュージーランドドル。
農産物市場からの影響を受けやすいのが特徴で、短期間で相場が動くこともありますり
手数料は25〜50銭程度でしょう。
スイスフラン
スイスフランは金利は低いものの、不況にも強く大きな変動がしにくいと言われています。
銀行によって取り扱いも異なりますが、手数料は25〜45銭程度となっています。
香港ドル
香港ドルはアメリカの景気に左右されるのが特徴です。
手数料は5〜25銭程度となっています。
南アフリカランド
金利の高さが有名な南アフリカランド。
国内情勢は安定していませんが、金利目的で投資する人も多くいます。
手数料は15〜25銭程度となっています。
外貨預金で利益を出すには
では、外貨預金でうまく利益を出すにはどうすれば良いのでしょうか。
コツをいくつかご紹介します。
手数料の安い銀行を選ぶ
外貨預金で手数料を抑えたければ、手数料が安い銀行を選びましょう。
また、出入金回数が多くても出費が増えますので、最低限にふると良いでしょう。
為替差益を確認する
外貨預金でも税金は発生するために、為替差益を確認しておくことが大切。
為替差益を確認しておけば、税金学が変わる可能性もあるでしょう。
外貨預金を選ぶときに気をつけること
ここでは、外貨預金を選ぶときに気をつけるべき注意点をまとめます。
元本保証
日本円の場合、元本保証がありますが外貨預金は預けた外貨の元本保証となることから日本円で引き出す起ときにはリスクもありますので気をつけなくてはいけません。
キャンペーンの利用
銀行によっては、キャンペーンを行っている場合もあります。
キャンペーンを利用すれば外貨預金をお得にスタートできることもあるでしょう。
通貨の特徴
値動きの激しいものはハイリターンが得られますがリスクも伴います。
預金する外貨選びも慎重に行わなくてはいけません。
まとめ
外貨預金は、手数料が高くついてしまいますが銀行や通貨によっても手数料額が異なりますので下調べをしてから行うと良いでしょう。
もしも、コスト面が気になるようであれば貸付型クラウドファンディングで資産運用をするのもオススメ。
貸付型クラウドファンディングでは、ウェルシュコンシェルジュのように海外向け案件を展開する企業もありますので利回りが高いのも特徴です。
検討してみてくださいね。