電気代の節約や防災対策として、需要の高まる「家庭用蓄電池」。
さらに、太陽光発電システムの設置から10年経過し固定買い取り価格が過ぎた家庭には家庭用蓄電池と組み合わせた方がより電気の有効活用ができると言われています。
では家庭用蓄電池とはどういったもので、メリットやデメリットも知ってから検討したいですよね。
そこで今回は「家庭用蓄電池のオススメは?選び方やメリット・デメリット」などについてご紹介させていただきます。
家庭用蓄電池とは?
家庭用蓄電池は、充電をして繰り返し貯めた電力を使うことができる二次電池のことです。
内部に2つの電極と電解液を使って化学反応を起こすことで電気を貯めたり使ったりする仕組みになっています。
家庭用蓄電池は、小型なポータブル蓄電池や設置型、太陽光発電システムとの連携をするタイプなどがあります。
家庭用蓄電池のメリット・デメリット
家庭用蓄電池を少しでもお得に利用するためにも、ここではメリット・デメリットをまとめます。
家庭用蓄電池のメリット
家庭用蓄電池のメリットは
・電気代の節約になる
・災害時の非常用電源になる
という2つがあげられます。
1つ目の「電気代の節約になる」というのは、夜間の電気が安い時間帯に蓄電池へ電気へ貯めて電気代の高い日中に蓄電池の電気を使うという方法。
または、太陽光発電システムと組み合わせて電気を蓄電池に貯めてまかなう方法もあります。
2つ目の「災害時の非常用電源になる」というのは、停電が起こり電気やテレビかつかなくなってしまったとしても蓄電池に貯めておいた電力でまかなうことができます。
家庭用蓄電池のデメリット
家庭用蓄電池のデメリットは
・初期費用が高い
・蓄電池の耐久回数に限度がある
という2つがあげられます。
1つ目の「初期費用が高い」というのは、蓄電池の本体費用と設置費用が高いということ。
一般的な蓄電池として120〜280万円くらい必要になります。
2つ目の「蓄電池の耐久回数に限度がある」というのは、蓄電池には使える寿命があるということ。
蓄電池はサイクルと言われ、何回充放電できるかという寿命が製品により異なります。
家庭用蓄電池の値段は?
家庭用蓄電池を導入するには、
・設置費用
・蓄電池の本体費用
の2つが必要になります。
1つ目の「設置費用」というのは、家庭用蓄電池を設置する費用のことで相場は約20〜40万円程度になっています。
2つ目の「蓄電池の本体費用」というのは、蓄電池の費用のことで相場は約120〜280万円程度になっています。
雑費なども考慮し、設置と本体費用で約200万円前後だと考えると良さそうです。
家庭用蓄電池の蓄電容量や製品によっても価格は異なりますので、確認してみてください。
家庭用蓄電池の寿命は?
家庭用蓄電池には寿命がありますので、購入前に確認することが大切。
家庭用蓄電池は役割10年程度のものが多くなっていますが
・直射日光が当たる
・過充電している
・高温多湿になる
などといった環境や条件だと早く劣化してしまう原因になりますので気をつけなくてはいけません。
家庭用蓄電池の設置場所は?
家庭用蓄電池は
・屋内タイプ
・屋外タイプ
の2タイプがあります。
屋内の場合は
・高温多湿が避けられる場所
・分電盤に近い場所
・床の対荷重量に問題ない場所
がオススメされます。
屋外の場合は
・直射日光が当たらない場所
・水はけが良い場所
・雨が直接当たらない場所
・高温多湿が避けられる場所
がオススメされます。
いずれにしても家庭用蓄電池はスペースが必要になり重量もありますので事前に採寸や相談することが大切でしょう。
家庭用蓄電池のオススメメーカーとは?
ここでは、家庭用蓄電池が有名なメーカーをまとめます。
ニチコン
16.6kWhの大容量モデルを販売しているニチコン。
様々なタイプを販売しています。
京セラ
メーカー保証が10年で、様々な連携可能なモデルがあるのが京セラ。
販売する蓄電容量も様々です。
ステラ
電気自動車ベンチャー企業として有名なステラ。
家庭用蓄電池にも力を入れています。
パナソニック
ラインナップが豊富として有名なのがパナソニック。
小型のタイプや壁掛けモデルも販売されています。
シャープ
太陽光発電システムと連携できる蓄電池に力を入れるのがシャープ。
バワーコンディショナータイプも販売しています。
まとめ
今回は
・家庭用蓄電池とは?
・家庭用蓄電池のメリット、デメリット
・家庭用蓄電池のメリット
・家庭用蓄電池のデメリット
・家庭用蓄電池の値段は?
・家庭用蓄電池の寿命は?
・家庭用蓄電池の設置場所は?
・家庭用蓄電池のオススメメーカー
についてご紹介させていただきました。
家庭用蓄電池の購入の際には、今回の記事を参考に検討してみてください。