家庭用蓄電池を導入した声!悪い口コミとその改善策

太陽光発電システムに比べ、家庭用蓄電池はまだまだ歴史も少なく現段階で購入するには戸惑う方も多いのではないでしょうか。
確かに家庭用蓄電池は、安いわけでもありませんので様々なことを心配すると思います。
太陽光発電システムを早くから導入している方ほど売電や補助金があったのと同じく、家庭用蓄電池においても販売当初は国からの補助金もしっかりしていたのが事実です。
では、これから導入しようと考えている方の疑問を解決すべく家庭用蓄電池の必要性や実際に導入した方の声をまとめてみようと思います。

家庭用蓄電池とは?

家庭用蓄電池は、電気を蓄える機能を持った設備のことです。
近年の技術の進歩によって性能が優れた家庭用蓄電池が増えており、より蓄電容量も多い上に小型化も進んできています。
災害時の緊急用の電源としてだけでなく、節電や省エネの意識も高くなることから需要が高まっています。

また他にも

・2019年に固定買取期間が終了する人が53万人もいる

・2021年度、住んでいる地域によって補助金がある

・製品の種類が増えてあらゆるニーズに対応する

・大規模停電の増加で災害対策のため

などとして家庭用蓄電池の導入が急増しています。

家庭用蓄電池を必要と感じるきっかけ

では、家庭用蓄電池はどういったことをきっかけに必要性を感じるのでしょうか。
そのきっかけをまとめます。

地震などの災害時

ここ数年は台風や地震などの自然災害が頻発しており、大規模停電が発生することもありました。
電力会社からの電気の供給が止まれば、エアコンや炊飯器、冷蔵庫、照明器具などの全ての電気製品が使用できなくなってしまいます。
この電気製品の最低限を利用するために役立てることが可能なのが蓄電池です。
蓄電池があれば電力の容量がある限り、電気を供給することができます。

電気代が高い

2019年以降に住宅用太陽光発電の余剰売電期間が終了することから2019年問題とも言われていますが、この発電した電力が安くでしか売れなくなることから太陽光発電システムを蓄電池に貯めて自給自足で消費するというニーズが高まっています。
安い夜間に電力をため、電気料金が高くなる昼間に貯めた電気を使って電気代を節約するという用途もあります。

売電価格の下落によって

2019年以降に固定価格買取制度がが終了してしまう家庭が増えたことにより、これまで得られていた売電収入が得られなくなりました。
それにより、太陽光発電システムによる電気を売電するのではなく蓄電池により自家消費へとシフトするようになりました。

家庭用蓄電池を導入してからの悪い口コミ

家庭用蓄電池を導入してから悪い口コミはあるのでしょうか?
いくつかの事例とその改善策をまとめます。

【設置した場所や蓄電池に問題があった場合】

・玄関に導入したもののスペースを取ってしまった

・設置場所が思いの外丸見えで景観を損ねた

・太陽光発電システムと蓄電池の相性が悪い

・太陽光発電システムの発電量が減ってしまった

→こういった場合は、商談の際に疑問を解決できていない場合や業者がきちんと説明してくれていないことが原因だと考えられます。
太陽光発電システムが既設の場合は、太陽光発電システムについても詳しい業者に家庭用蓄電池の相性も相談することが大切。
また家庭用蓄電池やパワーコンディショナーが思っていたより大きかったということもありますから、きちんとどのくらいの大きさなのかということも確認しておきましょう。

【蓄電容量に問題があった場合】

・200Vのエアコンが使えなかった

・IH調理器具が使えなかった

・蓄電容量がすぐなくなった

・思いの外、短時間で容量がなくなってしまった

→こういった場合は、家庭用蓄電池を購入の際に容量や出力を見ておくべきでした。

家庭用蓄電池は100Vタイプ、200Vタイプの違いによっては使える家電製品が限られてくることも。
もしも、エアコンやIH調理器具を使いたい人がもしも100Vタイプの蓄電池にしてしまうと使うことができません。
もしもこういった家電製品を利用したい場合は200Vに対応した蓄電池を選ばなくてはいけません。
また家族構成や使う電化製品によっては蓄電容量が今以上に大きなものを必要とする可能性もあります。
購入前に、その蓄電容量で足りるかということもよく考えましょう。
今回の記事も踏まえて、今後検討してみてくださいね。

家庭用蓄電池は必要!

家庭用蓄電池は必要なのか?と疑問に思うこともあるかもしれませんが、非常用電源にもなることからこれから必要性はより高まっていくことでしょう。
また、2019年問題で固定買い取り価格制度が下落していくことも予想されますから今後はより家庭用蓄電池の需要が高まると思われます。
今回のように、家庭用蓄電池を導入して「後悔した」ということがないように業者をよく見極めて購入してくださいね。