2019年問題や災害時の非常用電源として太陽光発電システムだけでなく、家庭用蓄電池に注目が集まっています。
しかしその人気に漬け込んで様々な業者がいるのも現状。
中には高額で購入を勧めてきたり、アフターフォローがないなどといったもの。
そんなトラブルも少なくないことから、家庭用蓄電池を検討している場合は正しい業者を選ぶ必要があります。
そこで今回は家庭用蓄電池の本質についてや、トラブル回避方法などについてご紹介させていただきます。
蓄電池の需要が高くなる
家庭用蓄電池は太陽光発電システムがあればよりメリットが多いと言われていますが、その理由はなぜなのでしょうか?
ここでは、家庭用蓄電池を導入するメリットをまとめます。
非常用電源になる
家庭用蓄電池の導入理由の大きな目的として「非常用電源になる」ということがあげられます。
台風や地震などの災害によって停電が起きてしまうと、酷いと数週間にも及ぶことがあります。
そうなれば冷蔵庫での食料保存は難しくなり、エアコンなどもつけられないので暑い日や寒い日だと体調を崩してしまうこともあるものです。
そんなときに家庭用蓄電池があれば、必要最低限の電力を確保して供給することができます。
ピークシフトに貢献できる
ピークシフトとは電力の需要が高くなる13〜16時頃を避けて電気を使うことを言います。
家庭用蓄電池を導入していると、蓄電池に電気を蓄えておくことができるので電気の需要が高くなる時間帯は電気会社からの電力の供給を減らすことができるのです。
電気の自給自足が可能
蓄電池は自給自足ができるというメリットも。
特に太陽光発電システムがあれば昼間に発電させた電力を蓄電池ひ貯めて、電気料金の高い時間に使うという自給自足が可能になります。
蓄電池を販売員から購入する場合のトラブル事例
そんな蓄電池は年々需要が高くなっていますが、様々な訪問販売があるのも事実。
蓄電池の訪問販売の一部には蓄電池の良さを伝えずに、言葉巧みに詐欺まがいなことをしてくる場合もあるのです。
そこでここでは、蓄電池販売員でトラブルのあった事例をご紹介します。
【訪問販売時のトラブル事例】
・断っても説明がしつこい
・かけ離れた価格を提示してくる
・嘘の情報を説明する
【蓄電池を設置するにあたってのトラブル】
・見積書と金額が異なる
・聞いていた内容と違う工事を無許可で行う
・不明点を問い合わせても質問の答えがない
【設置後のトラブル】
・保証がない
・メンテナンスがない
・バッテリーがすぐに使えなくなる
まずここでお伝えしたいことは、蓄電池販売員=悪質という訳ではありません。
しかし中には上記のようなトラブルを起こすような悪質な蓄電池販売員もいるということ。
事前点検をきちんとしてくれなかったことで条件が合わない環境に家庭用蓄電池を設置してしまい、すぐに故障をしてしまったのに保証がなく修理に何十万円と必要になってしまうということもあります。
結局、安い蓄電池を買ったとしてもトータルで見たときに高くなってしまうということもあるのですね。
悪徳業者のトラブル回避方法
家庭用蓄電池の導入を検討しているときは、比較をするために様々な会社の販売員とお話をすることがあるかもしれませんが悪徳業者だと分かると「回避したい」と思いますよね。
そのようなときに使える活用術をまとめます。
きっぱり断る
悪徳業者だと分かったら、きっぱり断る!に限ります。
しつこく訪問してくる場合や長時間説得してくるようなときには「結構です」などと伝えて退散してしまいましょう。
悪徳業者に時間を割いているよりは、任せられる蓄電池販業者を見つけることが大切です。
居留守を使う
前述のろうに断りたいと思っていても、躊躇をしてしまってうまく伝えられない方もいらっしゃるかもしれません。
そのようなときには居留守を使うのも1つの手段です。
インターフォンで鳴ってもスルーしていると、諦めて何度も訪ねてくるこももなくなるでしょう。
即決せずに検討する
家庭用蓄電池を検討していると業者によっては「今しかこの値段は提示できない」などの契約を焦らしてくることもあります。
だからと言ってきちんと、考えずに契約をすると後悔してしまうことも。
当日に契約をしてしまうと損をする可能性もありますので、きちんとした情報収集をしてから決めるようにしましょう。
まとめ
家庭用蓄電池を訪問販売によって購入する人も増えています。
しかし訪問販売では、様々な業者がいることから悪徳業者に引っかかってしまわないようにすることが大切。
納得ができないままの契約は後々のトラブルになってしまうこともありますので今回のようなトラブルに当てはまらないかよく考え、いくつかの会社を比較してから検討するようにしてみてくださいね。